こんばんは!

尾形自動車です。

今回は、スズキ「スペーシア」の車検です*

まず、エンジンが不調とのことで、関係する部品を丁寧に確認します。

エンジンカバーを取り外し、「スパークプラグ」を見てみます。

車体と「イグニッションコイル」を繋いでいるコネクタを外します。

コイルの取り外し作業を経て、内部にスパークプラグが見えるようになります。

スパークプラグの取り外しには、専用のツールである「プラグレンチ」が必要であり、慎重かつゆっくりと行うことが重要です。

プラグレンチには適切なトルク(締め付ける力)が規定されており、正確に作業を行わないと、部品を損傷する可能性があるのでほんとに慎重な作業なんです。

取り外したスパークプラグを確認すると、写真では見にくいかもしれませんが、先端の電極部分にはすす汚れが付着し、電極の角も磨耗していることが分かりました。

スパークプラグがこの状態での運転は、エンジンの始動や燃費に悪影響を与え、点火作業に余計な負担がかかり、最終的にはイグニッションコイルの故障に繋がる可能性があります。

これにより漏電が発生し、電圧が低下し、最悪の場合エンジンがかからない状態に陥ることもあります。

そのため、今回は新しいスパークプラグに交換することとなりました。

 新しいスパークプラグに交換することで、加速がスムーズになり、加速も向上します。

エンジン不調の問題も、スパークプラグの交換によって解消されました。

また、今回の点検では、オートマチックオイル(ATF)の劣化も見られました。

ATFはトランスミッションの潤滑と油圧の制御やギアへの動力の伝達をする役割がある重要な部品です。

ATFの劣化が進むと、適度な油圧の制御ができなくなり、スムーズなギアの切り替えができなくなり、最悪の場合、変速ショックが起こりやすくなり大変危険です。

なので、ATFも新品と交換を行いました。

劣化したATFのまま走行を続けていると最悪の場合には車が動かなくなったり、大掛かりな修理になり大きな出費をする場合もありますので、定期的なATFの交換をお勧めします

今回の車検費用は、上記の部品の交換の他、エンジンオイルやクーラント、エアコンのクリーンフィルターなどの交換費用と合わせて約8万円ほどでした。

ちなみに、今回の点検は「環境車検」といって、通常の車検に、車両の排出ガスの制限やエンジン内部の洗浄・燃費を、約10%改善し、環境への負荷を軽減することを目的とした点検整備が加わった内容で行いました。

全国でも実施している店舗がまだ多くはない「環境点検」ですが、尾形自動車なら対応しております。

大事なお車を長持ちさせるためにも、ぜひ「環境点検」お試しください😉

福島県で唯一の、ものづくり認定店です。(福島県で当社のみ認定)