こんばんは!

福島市の尾形自動車工業です。

今回の整備はトヨタ「プリウス」。

ブレーキの引きずりがあるということで入庫しました。

ブレーキの引きずりとは、ブレーキペダルを踏んでいないのにブレーキがかかり続ける状態のことです。

ブレーキの引きずりが起こる原因として考えられる、「フロントブレーキキャリパー」

まわりを確認すると、右側のピストンが錆びていました。

通常、ブレーキペダルを踏むと、ブレーキキャリパー内のピストンが動き、ブレーキディスクがブレーキパッドに押さえつけられブレーキがかかり、ブレーキを放すと、ピストンは元の位置に戻ります。

しかし、ピストンが錆びると元に戻らず、ブレーキがかかったままの状態になります。

ピストンが錆びる原因としては、ダストブーツやピストンシールの劣化などがあります。

この状態を放置すると、摩擦によって熱がこもり、ブレーキオイルが高温になり、気泡が発生してブレーキが効かなくなることもあり、重大な事故につながる可能性が高まります。

今回は、右側のフロントブレーキキャリパーピストンと、左右のピストンシールの交換となりました。

ブレーキの不調が少しでも気になる場合は、すぐに自動車整備工場で点検・修理を行いましょう。

安全に車を運転するためには、ブレーキが正常に機能していることが最も重要です。

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