こんばんは
尾形自動車工業です
ダイハツ タントを一年点検でお預かりしました。
お客様のお話では、水温計で水温が上がった時があったということでした。
また、エアコンが効かない時があったとの事でした。
水温とは、長時間の運転や炎天下で熱くなりすぎたエンジンを冷やすための冷却水の温度です。
冷却水の水温が上がると言うことは、冷却水を冷やす役割のあるラジエーターの不具合が考えられるため、ラジエーターをみてみます。
すると、ラジエーターのパイプ取り付け部分から冷却水が漏れていることが分かりました。(写真の赤くなっている部分が冷却水です)
同じく、ラジエーターを冷やす役割のあるファンモーターも、経年劣化で回らなくなっていました。
このように、冷却水を冷やす部品の不具合が生じると、エンジンがオーバーヒートして、エンジンが壊れてしまう可能性があります。
今回の点検では、ラジエーターとファンモーター、冷却水を新品と交換いたしました。
古いラジエータのパイプは樹脂製でしたが、新しいラジエーターはパイプもタンクとの溶接部分もアルミなので頑丈です。
点検修理代は約6万円ほどでした。
今回は定期的な点検により、冷却装置の故障が分かったので良かったですが、故障に気づかず乗り続けていたら、エンジンが壊れて修理費用が高額になってしまう場合があります。
今回の修理で水漏れ修理をしたためエアコンも快適に効くようになりました。
※エアコンは、ガスが高圧になる為一定以上高圧になるとエアコンの作動をOFFにする安全機能が働きます。
今回は、エンジンルーム内部が高温になったためエアコンのガス圧もより高圧になったと考えられます。
冷却装置の不具合を防ぐためにも、冷却水の水温を確認したり、定期的な冷却水の交換をお勧めします😊