今回車検でお預かりしました、ホンダの「オデッセイ」。
点検の過程でブレーキの引きずりがあったので、確認してみると、両側のフロントブレーキキャリパーのピストンピストンに錆が見られました。
ブレーキキャリパーの役割は、ブレーキペダルを踏むことでピストンを押し出し
ブレーキディスクをブレーキパッドに押し付けて減速・停止させることです。
ピストンが錆びてしまうと元の位置に戻らず、ブレーキがかかったままの状態になることがあります。
この状態が「ブレーキの引きずり」を引き起こすのです。
ピストンが錆びる主な原因として、ダストブーツやピストンシールの劣化などがあります。
これらの部品は、外部からの水分や汚れを防ぐ役割がありますが、長期間使用すると劣化し、防御機能が低下します。
その結果、ピストン部分に水分や異物が侵入し錆が発生します。
この状態を放置すると、摩擦による熱がブレーキシステム全体に影響を及ぼします。
ブレーキオイルが高温になることで気泡が発生し
ブレーキが効かなくなる「ベーパーロック現象」と呼ばれる状態になる危険性もあります。
今回は、両側のフロントブレーキキャリパーピストンの交換とともに
左右両方のピストンシールも新しいものに交換しました。
この後、安全に走行できることを確認し、作業終了です。
車検や定期点検で部品の劣化を早期に発見することは、事故を未然に防ぐために非常に重要です。
当店では、車検や点検時にお客様の愛車を丁寧にチェックし、必要な整備をご提案いたします。
車検はぜひ私たちにお任せください。
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