こんばんは!
福島市の尾形自動車工業です。

今回車検でお預かりしました、ダイハツ「ムーヴ」。

点検の過程でATF(オートマオイル)の劣化が見られました。

ATFは、トランスミッション内部の部品を潤滑し、摩擦や摩耗を防ぎ、スムーズな動作を助けたり
高温になった内部の熱を吸収して冷却する役割や

トランスミッション内のクラッチやバルブに圧力を伝える役割があります。

ATFは消耗品で、経年劣化してきますが、交換しないままでいると
シフトショックや遅れ、ギアがうまく変わらないといったトラブルが発生する可能性があります。

今回のお車のATFも特殊な機械で確認してみると

黒ずんで不純物も見えます。

ガソリンスタンドなどでもよく「オイルが古くなっているから交換した方が良い」というようなことを言われることがあると思いますが、車を動かすために必要な数種類のどのオイルにも、とても重要な役割があり、劣化したまま放っておいたりすると、最悪の場合、重大な事故につながることもあるのです。

そんなわけで、今回のお車もATF新品と交換します。

メーカーにもよりますが、新品はオイルはこんなに鮮やかな赤なんです。

劣化した状態と比べると違いは一目瞭然ですね。

これで安心してお乗りいただけます。

ATFの交換時期の目安は、使用環境によって異なりますが、メーカーの多くは100000kmごとの交換が推奨されています。

しかし、多くのお車を整備している尾形自動車工業は
オートマチックオイル交換は、20,000km〜40,000km以内を
推奨しています。
『何故ならば10万km走って交換すると汚れが酷過ぎて手遅れの車が多く存在するからです。』

大事なお車を長持ちさせるためにも、オイル類は定期的な交換がお勧めですよ。