こんばんは!
福島市の尾形自動車工業です。
今回入庫したダイハツ「ミラ」。
車下部からエンジンオイルが漏れているということでした。
エンジンオイルは部品間の摩擦を低減させたり、エンジン内部で発生する熱を吸収し
エンジンの過熱を防ぐ役割があります。
また、エンジン内部の金属部品が錆びるのを防ぎます。
オイル漏れの原因として一番可能性が高いのが、「シリンダーヘッドカバーガスケット」の劣化です。
シリンダーヘッドカバーガスケットは、エンジンのシリンダーヘッドとシリンダーヘッドカバーの間に位置し
オイルや他の液体が漏れないようにするためのゴムです。
このガスケットが劣化すると、シリンダーヘッドとヘッドカバーの密封性が弱くなり
エンジンオイルが漏れ出すことがあります。
エンジンオイルが漏れだすと、エンジンオイルの量が減少し、適切な潤滑が行われなくなるため
エンジンの性能が低下することがあります。
また、オイル不足により、エンジンの部品が摩耗しやすくなり
最悪の場合、エンジンが損傷する可能性もあります。
漏れたオイルがエンジン部品や配線に付着し、汚れや損傷を引き起こすことがあります。
今回のお車のオイル漏れも、やはりガスケットの劣化でした。
ですので、今回の修理では、ガスケットを新品と交換しました。
シリンダーヘッドカバーガスケットの劣化は時間とともに進行しますが
適切なメンテナンスにより、オイル漏れを防ぐことができます。
定期点検など、こまめな点検をすることが、長い目で見ても経済的ですよ*