こんばんは!

尾形自動車です。

今回車検でお預かりした、スズキ「ワゴンR」。

点検にていろいろと細かい部品の不具合が確認できました。

まず、「スタビライザーリンク」のブーツ、「タイロットエンド」のダストブーツ、「ロアボールジョイント」のブーツです。

これらの部品は、ぞれぞれ関節部があり、そのジョイント部分がスムーズに動くためにグリスで潤滑されており、ダストブーツはこの潤滑材を内部に封じ込め、外部からの汚れ、塵埃、水などからジョイントを保護し劣化を防いだり、ジョイントの動作な動作を維持し、摩耗を軽減します。

今回のようにブーツにヒビが入っていたり破れていたりすると、外部からの汚れや水が入ってきたり、ジョイントを潤滑するためのグリスが漏れてしまいます。

そうなると各部品の性能が低下し、段差時、タイヤの位置が不安定になり、運転時に車が傾いたり、ハンドル操作を思うように行かなくなったりと大変危険なのです。

それぞれブーツを新品に交換しました。

スタビライザーリンクは、ブーツとセットなので、ブーツが故障してしまうとスタビライザーリンクも交換となります。

ブーツは小さい部品ですが、ブーツが付けられている各部品は、ブレーキやハンドル操作に大きく関わるところで、ブーツの劣化や故障から、大きな事故に繋がることも多いので、このような不具合があれば、車検に通りません。

細かいヒビや小さな破れなども見逃せないので、プロのメカニックの腕が必要なんですね〜。

そして、その他のブレーキまわりの点検では「ブレーキパッド」の劣化がみられました。

車のブレーキはタイヤの内側に位置し、タイヤと連動して回転する「ブレーキローター」という部品と、二枚一組でブレーキローターの両側に設置されている「ブレーキパッド」がセットになっています。

ブレーキをかけると、ブレーキパッドがこのブレーキローターを両側から強く挟み、パッドの摩擦によりタイヤの回転を停止させるしくみです。

今回点検したお車は、古いブレーキパッドがかなりすり減ってブレーキをかける力が弱くなっていました。

このまま運転を続けていると、ブレーキを踏んでも、タイヤの回転を止める力が弱くなり危ないので、こちらのブレーキパッドも交換させていただきました。

今回の車検費用は、これらの整備にブレーキオイルの交換など含めて、8万円ほどでした。

ブレーキパッドの劣化は、毎回車検でも特に多くみられる不具合ですが、特に福島のように雪の多い時期は融雪剤(塩)の影響で錆びやすいので、これからの時期は特に注意が必要です。

雪道を安全に運転するためにも、ブレーキパッドの定期的な交換、お勧めです。

当店では、車検以外でも、点検交換を行っておりますので、ぜひお気軽にご相談くださいね!